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飛騨産業 フロンティア修理完了

先日お預かりしました飛騨産業のカントリーデザインの代表的な一つである「フロンティア」シリーズの食堂椅子の背もたれ籐シート張替え修理が完了して入荷してきました。

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椅子のサイズが大きいのと肘付き椅子なので、ダンボール1箱に1脚ずつ入っています。6箱になると安田屋家具店のウィンドウをふさいでしまいました。

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到着した修理の仕上がりを確認する四代目。1脚1脚箱から出してチェックします。

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椅子には修理を行った日付と修理登録番号が座面下の見えない木部にマジックで書かれてありました。この修理登録でこの椅子は飛騨産業に登録されたことになり、次回の修理管理がやりやすくなったことでしょう。

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背もたれ籐シートの張替え部分を入念にチェック。破損した籐シートを取り外す時に溝渕周りの幕部にへこみ傷などをつけていないかチェック。傷一つないことを確認し、ホッとする四代目です。

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そして安田屋家具店専属の籐職人工房ではできない籐シートの着色は・・・・・、きちんと行われています。籐シートのみを限定して噴きつけ塗ができないので、背もたれ木部、背もたれ付近の肘木部も再塗装が行われます。

そのため修理前にはあった塗装はがれ部分は再塗装されたことにより消滅しています。大きな工場で修理を行う場合の利点です。

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新品になった「フロンティア」食堂椅子をご覧ください。

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これで少なくとも15年以上はご使用頂けます。また籐シートが破れたとしても何度でも張替え修理ができるので、人間の寿命より長く存在する食堂椅子となります。

そういえば今回お預かりした「フロンティア」シリーズの椅子に使用されていた材質が本来のカラマツ材ではなくニレ材であったことを安田屋家具店の担当者N氏に聞いてみると、一時期特別商品としてニレ材で製作したことがあったそうです。

家具業界33年目の四代目ですが、知らんかったわぁー。

張替前の記事はコチラをご覧ください。

特  報

ただいま安田屋家具店では、【飛騨産業】製作の商品に限り、家具の修理キャンペーンとして通常修理金額の20%OFFで承っております。2015年6月30日までの期間限定ですが、とてもお値打ちな修理費用となりますので、ぜひこの機会に修理をご検討ください。ただし【飛騨産業】製作の商品に限りますのでご注意ください。

例えば今回の背もたれ籐シート張替えの場合だと、1脚税込み14,500円となります。

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6月 9, 2015 · Posted in 籐家具修理  
    

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