カリモク製のクラシックデザインのダイニングチェアーの張替えが完了した。


張りかえる前の写真を取り忘れたため、ビフォー・アフターの写真でのご紹介ができず申し訳ありません。張替え前は、この椅子が生産された当時流行っていた黄金色のビロード生地の花柄織り、いわゆる金華山織生地でした。


張替え用の布地も同じような金華山織生地を使用した。なかなかの仕上がり具合です。

この記事の続きを読む »

Popularity: 2% [?]

4月 13, 2012 · Posted in 椅子張替え  
    

東京のお客様からカリモクソファーの張替修理に関するお問合せが、添付写真とともにありました。

平成7年に入谷の谷口家具で、カリモク製の4客セットのL字型配置の本革張りのソファーを、あえて5客購入しました。長年愛用してまいりましたが、座面と背面が白く剥げてきましたので、張替を考えております。しかしながら座面と背面が後から取替えられるように、ぐるりとファスナーがついています。自分で取り換えるのは難しいようですが、せっかくこの様な造りになっていますので、部品の取り換え方をご存知の方ならば、本職の職人さんでなくとも張替えが可能なのではないかと思いますし、そのような説明を受けて購入しています。張替えの予算は8万円以内です。出張して頂く場合と、引取って頂く場合での見積をお教え下さい。どうぞよろしくお願い致します。

チャック部分


 添付写真を見ると片肘椅子2脚、肘無し椅子2脚、コーナー椅子1脚の5店セットのようですです。早速写真とご購入時期をもとに安田屋家具店の資料庫から当該商品の資料を探し当てました。1995年カタログに掲載してありました。

この記事の続きを読む »

Popularity: 8% [?]

8月 5, 2011 · Posted in 椅子張替え  
    

 安田屋家具店のホームページも開設して今年で3年目を迎えることとなりました。様々な情報をお伝えしている中、最近やっと毎日の訪問者が200人を超えるようになりました。毎日初めて安田屋家具店のホームページを訪れる人が200人以上もおられることにビックリです。毎日200人が訪れているということは、1ヶ月で約6,000人、1年で72,000人。日本の人口が128,056,026人(2010年10月1日現在の速報値)であることを考えると、このペースで全員が訪れるのには1778年もかかってしまうということです。まだまだですね。


 とはいうものの、家具修理の現状をお伝えしていることが多いので、「こんな修理はできるのかしら??」というお問合せが日々多くなっています。ありがたいことです。昔はどの地域でも町の家具屋さんが家具修理を行っていました。ところがその町の家具屋さんがどんどん廃業されてしまったことが原因で、町の中から家具屋さんがいなくなってしまいました。そんなわけでどこで修理したらいいのか分からないお客様が多くなったのでしょう。大型家具店では、修理するよりも買い換えてもらう方が何かと都合が良いのです。だから家具修理を依頼しても返ってくる言葉は「それは修理できないですね」または「修理するよりも買い換えた方がお徳ですよ」・・・・、という内容らしいです。(安田屋家具店のお客様から聞いた話ですが・・)。実際に修理する家具を見ないで答えているわけですから、買い換えを勧めていることがよくわかりますね。


 さて今回安田屋家具店にご修理のお問合せがあったのは、30年前に購入されたカリモク製のリビングチェアー。その椅子の座面に張ってあるゴム製のクッション材、経年劣化により切れてしまったりヒビが入ったりしてしまったので取替えたいとの内容でした。大事に使用してきたので他に傷んだところもないのでゴム板だけを交換したいという家具を大切になさっている状況が分かるお問合せでした。


 現在使用されているゴム材には「PF0743B」と明記されていることを直ぐにカリモク担当者さんに連絡。しかしすでに30年以上経過しているため、同じ品番のゴム材は無いとのことでした。・・・・残念。

この記事の続きを読む »

Popularity: 8% [?]

5月 31, 2011 · Posted in 椅子張替え  
    

 先日、会議用テーブルのご修理に関する依頼があったので見に行ってきました。大きな会社の役員さんが使用される大型会議用テーブルでした。半径900㎜の扇型のRコーナー天板×4卓、長さ1800×奥行900㎜の長方形テーブル×2卓を組み合わせたシステム(組立式)オフィス家具でした。


 あっ、どこかで見たようなデザインだと思っていましたら、ご担当者様から「カリモク製」とお聞きしました。そうそう、カリモクのカタログに掲載してあったと思い出しました。総幅3700×総奥行1900㎜で、12脚の椅子がセットされていました。


 ご修理内容としては、長年使用したことにより天板表面の塗装色が色あせしてしまい、バラバラの色になってしまっている。天板前面に擦り傷、凹み傷、輪ジミ跡があるので、天板を塗り直したいとのことでした。今までの経験上、通常の天板塗替えと変わらないと考え「御見積もりさせていただきます」とお答えしたのでした。ただし天板仕上げが「突板」材なので、無垢材と違って削りすぎることができないので、若干の凹み傷は残る可能性があること、また色あせによる下地の色が各天板それぞれ微妙に違ってしまっているので、塗装色を濃い色にしても若干色の違いが出てしまうことなどをお伝えしたのでした。

 そして会社に戻り、まずは古いカタログで商品を確認。2002年版カタログを見るとありました。



拡大してみましょう。
この続きは下の(read more) をクリックしてね

この記事の続きを読む »



 組み立て式となっているので、天板のみを買い換えられて新品と入れ替えるという方法もご提案できると考えました。そこでまずは製造元である「カリモク」担当者に連絡。すると意外な答えが返ってきました。


 「エグゼクティブオフィスシリーズは、7年前に製造中止となっています。7年も経過しているので、型などが工場に残っていないので新しく天板を製作することはできません」。そうかぁー、最近のカリモクのカタログで見た記憶がないもんなぁー。7年前に中止か。ということは天板入れ替えというご提案はダメですね。では天板塗替え修理は同だろうと聞くと、四代目が想像していなかったお言葉が・・・・。

 「エグゼクティブオフィスシリーズは塗装がUV塗装となっています。さらに天板仕上げがウォールナット材の突板仕様です。そのため塗装を削り落としたり剥がすことができません。削り落とそうとすると突板まで削ってしまうことになってしまいます。またUV塗装は塗装面が固く、再塗装をする場合に必ず必要な表面に細かいキズをつけることができません。」とのこと、えっえっえーーー!!!!


 そ、そ、そうなんだぁーー!!!
 そう思った四代目の耳に「工場の職人に確認しないとなりませんが、通常UV塗装の場合は塗り直し修理はできないです。ただ方法としては、凹み傷に関しては瞬間接着剤などを充填して凹みをなくし、天板表面全体をスチールウールで細かい傷をつけてクリアー塗装をすることはできるのではないかと思いますが、輪ジミや色あせによる色の変化はそのままとなります。色を濃くしたりと変えることはできません」そ、そ、そうなんだぁーー!!!、UV塗装ってそうなんだぁーー、初めて知りえたことでした。家具修理の奥はまだまだ深いものがあります。カリモク担当者さんには工場の職人さんに確認してもらい、可能な修理方法とその修理金額の連絡をいただくことを約束して受話器を置いたのでした。


 しかしなんですね。
 組立式家具となっているのだから、将来的に一番消耗する天板だけは取り替えられるような体制をとって受注生産ができるようにするのは当然だと思いますね。日本国内で最大の家具工場「カリモク」さんなんだから、当然将来のことを考えるべきところだと思います。でないと使い捨て家具となってしまい、高価格な粗大ごみ的家具を販売していることとなりますからね。

 というよりも、販売後の買い替え需要として十何年後には天板だけ取替えたいとの需要が出てくるはずなんですから、それはカリモクさんの売上、利益にもつながることなんですからねぇ。そういう将来的なことをカリモクさんに限らず、日本国内のほぼ全ての工場は考えてないですもんね。こういう考え方がヨーロッパの家具作りと完全に違うところですね。寂しいもんです。


 四代目は思うのですが、各メーカーとも商品の型枠などを生産中止後に破棄してしまうらしく、その後作ることができないようなんですが、商品製造の時の型枠はその工場にとっての財産だと思うのです。それを簡単に捨ててしまう日本国内の家具工場の考え方がわからない。図面や型は財産ですよ。それさえ残っていれば将来作ることができるんですから。そう四代目は思ってしまうのですが、工場には工場の事情とか考え方がきっとあるんでしょうね。ぜひ一度それをお聞きしたいと思います。


  さててUV塗装について再確認してみました。
 化粧品のCMで良く耳にする“UV” これはUltraviolet rays (ウルトラヴァイオレット・レイズ)の略で紫外線のことです。その紫外線を照射することによって硬化するUVハードコート塗料です。UVハードコート塗料を用いて塗装するのがUV塗装です。ドイツで開発されたこのUV塗装は、塗料樹脂を熱ではなく紫外線(UV)で硬化させる方法で、それは従来の塗装では得られない硬度により耐磨耗性・耐熱性・高品質をもたらしました。

 簡単にいえば紫外線を照射することにより、クリアー塗装膜の表面を硬化させ、傷をつきにくくする塗装です。ある時期からこのUV塗装が一つのセールストークとして流行しました。何でもかんでも「UV塗装です」と付加価値が付いたものです。しかしその当時、塗り直し修理ができないなんてことは情報として教えてもらっていません。硬くて傷がつきにくいことだけを教えてもらいました。今となっては、UV塗装とは高価格の使い捨て家具なのかと思ってしまいます。

 UV塗装とは、紫外線を照射すると硬化する特殊な塗装なので、UV塗料に人工紫外線を照射することで硬化させる塗装方法を行ないます。非常に硬度が高く、耐摩耗性、 耐薬品性、耐溶剤性が、通常の塗装より優れ、傷が付きにくい反面、修理は非常に難しいです。水ぶきできお手入れは簡単。食器棚の扉やテーブルの天板によく使われます。特殊な設備の塗装工場でしか、塗装出来ないので、コストは高めと成ります。また、機械設備の種類で、塗装できる形状や大きさが、制限されます。キッチンの扉等に使用される場合が多くあります。


 いつもダイニングテーブルの塗替え修理を依頼している安田屋家具店の職人さんにも確認してみましたが、やはり答えは一緒。UV塗装は硬いので塗り直し修理はできないとのことでした。天板材質が無垢材であれば、大胆に表面を削ってしまい木地状態にしてしまえば再塗装はできるものの、突板仕上ではそこまで削ることはできないので無理だとのことでした。


  えらいこっちゃーー!!!、
 ご提案方法を再検討しなくてはなりません。
 新規商品をご提案すべき、いろいろなカタログを探しましたが、現在この手のデザインの会議テーブルはどの工場も定番商品として持っていないようで、どのカタログにも見当たりません。どないしょーーー!!!!
スタッフと会議を行い、いろいろな取引先担当者と連絡を取り合い、現在その連絡待ちとなっています。ここ数日は眠れぬ夜となりそうな大問題発生です。しかし、解決しなくてはなりません・・・・。つづく

皆さん、UV塗装仕上げは塗り直しが出来ません。
いわば高価格の使い捨て家具となってしまいます。知らなかったぁー。

« 元に戻る

Popularity: 29% [?]

1月 25, 2011 · Posted in テーブル修理  
    

一昨日お知らせしましたカリモク製食堂椅子「CS4915CD」の背もたれ籐シート破れの張替修理についてお知らせしましたが、安田屋家具店の籐職人で修理した場合の修理費用とカリモク工場で修理した場合の修理費用がそれぞれ連絡がありました。

現状は・・・・、



拡大


五分カゴ目籐シートを使用してあり、溝決込み仕上げと言う仕上げです。


座面を取外すと、座面下部はエアーネイル(ホッチキス針の大きなもの)で籐シートを止めてあります。



さて修理費用ですが、安田屋家具店の籐職人で行った場合、籐シートを着色しない生地仕上げで税込15,800円、着色仕上げを行うと税込21,000円です。



ではカリモクブランドのプライドにかけて、カリモクではどうだったでしょうか・・・・。
今までの経験上、カリモクの場合、すでに生産中止になった商品の修理はかなり高額であったからと心配しつつも、籐張りシートは無限材でも採用されている商品はあるのだからそんなに高くはないだろうという淡い期待を持ちつつ連絡を待ちました。

そしてカリモク~連絡があった修理金額は、税込15,000円でした。
それもなんと現状と同じ着色仕上げを行っての価格です。
これはとってもお値打ちなことです。


安田屋家具店との価格の大きな違いは、運賃でした。
安田屋家具店の籐職人を使用した場合、籐職人工房までの往復運賃が約3,800円程度かかってしまいます。カリモクの場合も通常ならば同様の価格がかかるのですが、今回はカリモク小牧営業所の安田屋家具店担当者さんが、営業周りで岐阜に立ち寄られた時に椅子を引き取ってくれると言う好意のため、運賃がかからないからなんです。カリモクさんありがとう。


お客様に御見積金額をご説明し、カリモク工場で修理を行うこととなりました。
近日中に修理が終わりましたらビフォー・アフターをご覧いただきましょう。

Popularity: 12% [?]

9月 7, 2010 · Posted in 椅子張替え  
    

1990年、今から20年ほど前に購入されたカリモク製ダイニングチェアーのご修理依頼がありました。修理箇所は、背もたれに使用してある「籐シート」です。カゴ目編の籐シートが破れたために張替を希望されました。


座面と肘の一部に本革を使用しています。当時の価格で1脚42,200円でした。


カリモクではすでに廃番となっていて、現在は製造していないダイニングチェアーです。背もたれの籐シートは本体木部にあわせて着色してあります。カリモクで修理した場合、カリモクブランドのプライドにかけて、修理価格はお値打ちに出るのではないかという淡い期待を持って、カリモクに修理見積を依頼しました。信じてるよーー、カリモクさん!!!

この記事の続きを読む »

Popularity: 14% [?]

9月 5, 2010 · Posted in 椅子張替え  
    

昨日ご紹介したカリモク製のソファー3点セットをお客様宅に設置に行きました。
ソファーセットを張替のためお預かりしている間に、お部屋も少しリフォームをされたようです。床に敷き詰めてあったカーペットを剥がし、フローリング床に戻されました。フローリング材も昔のとってもいい材料を使用してあります。



逆光となってしまい少々わかりづらくてすみません。



以前お買い求めになられていた想い出のレースを背面・座面にかけられました。


そして家族の歴史と想い出として、以前張ってあった布地の良い部分を取り残して、テーブルクロスとしてお渡ししました。お客様にはとってもお喜びいただきました。お預かりした時からの安田屋家具店スタッフのアイデアでした。お預かりした時点で椅子前面部分は汚れてしまっていましたが、背面部分はある程度お買い求め時のままの色あせていない布地部分がありましたので、椅子張り職人さんに剥がした布地は捨てないでと伝えておきました。剥がされた布地の山から、良い部分のみを探したらほんの少しの部分しかありませんでした。



今回使用した布地は、10,000円/m単価の布地を使用しました。
布地の張替だけでなく、背・座面内部のウレタンクッション材を新しく取替えました。
特に座クッションは、お客様のお好みの硬さに調整するため、何度もサンプルを作って決めました。また椅子本体座面内部のスプリングはへたっていましたので、ウエビングテープで補強をしました。座り心地はお買い求め当時のクッション性の良いものに戻りました。


今回の張替え費用は、3人掛けソファー×1、両肘椅子×2の3点セットで、税込278,000円でした。ちなみにカリモクで張替を行ったら恐らく50万円以上の張替金額になるのではないかと思います。カリモクの場合、自社製品であっても10年以上経過した商品とか、製造中止になった商品の張替は安田屋家具店の職人よりもはるかに高くなるケースが多いですね。そのかわり現在も製造している商品の張替の場合は、安田屋家具店の職人よりも安いか同じ価格であるケースが多いことも事実です。カリモク直接の場合は、張替商品によって価格が変わりますので吟味しなければなりません。なお、今回のお客様は岐阜市内でしたので、張替費用に「引取」「お届け」の配送費は含まれています。(岐阜市近郊以外への配送料は別途となります) 


岐阜市近郊のお客様でソファーの張替をお考えになられていましたら、お見積もりは無料ですので一度安田屋家具店にご相談ください。お待ちしています。

Popularity: 14% [?]

    

以前お預かりした20年少々前のカリモク製応接セット、リビングチェアーではなく、やっぱり応接セットと言いたいデザインです。ソファー×1脚、アームチェアー×2脚の張替が完了いたしました。使用した布地によってイメージもがらりと変わり、見違えるほど良いリビングセットになりました。お預かりした時は、金茶色の「金華山織り」と呼ばれる柄部分に凹凸があるモケット布地でした。

詳しい内容は2010年4月6日の「椅子の内部見たことありますか」をご覧ください。

背面は、

この椅子が、現在のインテリアにマッチするようになりました。

この記事の続きを読む »

Popularity: 11% [?]

7月 14, 2010 · Posted in 家具リフォーム・修理, 椅子張替え  
    

以前ご紹介した【 チターノ 】製ラブソファーの張替ご修理をご用命いただきました。

【 チターノ 】とは、カリモクの子会社というか、別ブランド名で商品を出していた会社です。カリモクは日本国内では最大の家具工場であるため、大型家具店から街の小さな家具店までカリモクブランドの商品を扱っていました。するとカリモクの同じ商品を隣接する家具店に展示しずらい事情があり、ほんの少しデザインと張り地を変えた商品をカリモクとは別のブランド【 チターノ 】という名前で供給していた時代がありました。現在では【 チターノ 】社はなくなり、カリモクブランドのみとなりました。

今回張替えますラブソファー、2人掛けソファーですが・・・・・、

こんなデザインです。両袖が木製で、新聞・雑誌が入れられる収納部分が付いています。

この記事の続きを読む »

Popularity: 18% [?]

6月 30, 2010 · Posted in 家具リフォーム・修理, 椅子張替え  
    

【 チターノ 】ブランドのソファー張替修理に関するご相談がありました。10年ほど前にご購入され、愛着を持って使い続けられてきましたが、張り布が汚れてきたこと、座面が落ち込んでしまうことから修理費用がどの程度かかるかというご相談でした。

座面中央が凹んでいるのがわかると思いますが、座面内部に使用されている「S字型バネ」が脱落しているようです。
サイズは幅1500ミリ、奥行750ミリ、座面奥行500ミリ、厚み150ミリ、背もたれ高さ470ミリ。ラブチェアータイプです。

「chitano/チターノ」は、大型家具工場「カリモク」の中の一つの商品ブランドで、現在はなくなっていると思います。

この記事の続きを読む »

Popularity: 20% [?]

4月 28, 2010 · Posted in 家具リフォーム・修理, 椅子張替え