引越し作業中に落としてしまって木部にヒビ割れてしまったダイニングチェアー修理が完了しました。お預かりした時点の状態は・・・。


 今回のご修理は、ひび割れた前脚を新しい木材で製作した前脚に取替えてしまう方法としました。座った時に荷重が加わる前脚部分ですので、単純にひび割れた箇所を接着するだけで強度が弱いからです。また接着剤をひび割れた箇所全面に充填することは不可能なため、接着固定しても全面に接着剤が塗られていないと接着強度はあまり強くないからです。ヒビ割れ部分の接着は、見た目には簡単に接着できますが、椅子本来の機能、そう、座ることを考えるとやはり強度・耐久性を考慮しなくてはなりません。この考え方が、専門店なんですね。


そして修理完了後は・・・・、


 塗装も塗り直しを行いましたので、新品同様に仕上がりました。


 取外してある座面側から見てみてみました。


 さぁー取外してある座面を取り付けてお客様にご連絡です。
 今回のご修理費用は、前脚を新しい木材で同じような形で製作し、さらに木部全体を塗り直しを行いました。税込15,000円です。今回のご修理は引越し業者さんが安田屋家具店までお持込、お引取りをしていただきましたので送料は必要ありませんでしたので含まれていません。

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2月 26, 2011 · Posted in その他の家具修理  
    

 題名「REGARONE椅子の張替」といわれても、一般の方にはピンと来ないですよね。
 「REGARONE」とは、レガローネと呼び、飛騨・高山に工場のある【日進木工】が20年ほど前に生産していたダイニングチェアーのことです。家具販売に携わっているプロならば、直ぐわかるはずです。家具業界に入って10年未満の方は、わからないかも知れませんね。二昔前のことですからね。


 20年ほど前の「REGARONE」シリーズに限らず、当時生産していたダイニングチェアーなどのデザインは、現在の【日進木工】の商品デザインと大きく違いますので、「ぇっ、これって日進木工」と思われるかもしれません。どちらかというと現在の軽やかな北欧デザインではなく、重厚なデザインが多かったです。またダイニングチェアーの軽量化もまだ考えられていなかったか、考え始めようとしていた時期であったかと思います。


 さて今回、安田屋家具店のホームページにて「REGARONE」シリーズの椅子修理をご覧になられて、13年前に購入された「REGARONE」シリーズのダイニングチェアー張替修理に関するご相談がありましたので、お客様へのご返答とあわせて「REGARONE」シリーズをお持ちの皆様に対してお伝えいたします。


 「REGARONE」シリーズはデザイン3タイプ、7種類のダイニングチェアーがありました。まずはちょっと重厚感あるデザインの背・座面ともに生地が張ってあるタイプです。写真の椅子は本革張りです。布張りもありました。当時の価格で両肘付/ RGC-001の本革は税別72,000円、一番安い布張りで税別47,000円。肘無し/RGC-003の本革は税別66,000円、一番安い布張りで税別41,000円。(1992年カタログ)


 次に同じデザインで、背もたれ部分が籐四つ目シート張りになっているタイプ。同じ飛騨・高山に工場がある【シラカワ】のルーベンスシリーズを意識したデザインですね。写真の椅子は本革張りです。布張りもありました。当時の価格で両肘付/ RGC-002の本革は税別53,000円、一番安い布張りで税別45,500円。肘無し/RGC-004の本革は税別47,000円、一番安い布張りで税別39,500円。(1992年カタログ)

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 次に少しハイバックになったデザインの椅子です。当時、安田屋家具店でも多く販売していたダイニングチェアーです。写真の椅子は布張りです。本革張りもありました。当時の価格で両肘付/ RGC-005の本革は税別91,000円、一番安い布張りで税別61,000円。肘無し/RGC-006の本革は税別81,000円、一番安い布張りで税別51,000円。(1992年カタログ)。背もたれ木部の接合部のご修理をここ最近安田屋家具店では行ないました。


 そして最後にリビング・ダイニングチェアーとして両肘タイプのみのRGC-009です。写真の椅子は布張りです。本革張りもありました。当時の価格で本革は税別88,000円、一番安い布張りで税別55,000円。


 各椅子の張替ですが、基本的にはまずお買い求めになられた家具店に張替修理のご相談をされることをお勧めいたします。ただお買い求めになられた家具店が閉店していたり、遠方であった場合は、お住いの場所近郊の椅子張り職人に相談されるとよいかと思います。電話帳の「家具修理」または「椅子張り替え」欄をご覧になられると数店掲載されているはずです。また地域によっては、隣の市町村に椅子張り屋さんがあっても、営業範囲内である場合もありますので、多少範囲を広げてお探しになられることをお勧めします。


 ただし上記でご紹介したRGC-001、003、005、006に関しては、現在の布地を取り外す時に木部を傷付けてしまう職人もいますので、どの職人がよいのか、職人の技術力を十分に吟味する必要があります。


 RGC-002、004に関しては、取外せる座面となっていますので、どの職人でも仕上がりに変わりはないかと思います。ただ背もたれの籐部分は椅子張り職人ではできずに、別の籐職人で行う場合もあります。そうすると二度手間となり修理費用も高くつきます。ですからこの場合は、飛騨・高山の工場にて修理を行なわれた方がよいかと思います。


 RGC-009に関しては、それほど難しい張り方ではありませんので、わざわざ飛騨・高山の工場で修理しなくても、ご自宅近郊の椅子張り職人で行なえばよいかと思います。ただしいずれの場合も、1店だけで見積を取るのではなく飛騨・高山の工場で行う場合とを相見積もりされてから修理されることをお勧めします。


 いずれのダイニングチェアーの場合でも張り生地を本革で行う場合は、地元の職人よりも飛騨・高山の工場のほうが安い場合があります。本皮の場合は、地元の職人ですとあまり本革を材料として持っていませんので、廃棄するロスの部分が多くなってしまい割高になります。飛騨・高山の工場の場合は、大量に材料を仕入れてダウンをはかり、また無駄なく材料を使用できるため廃棄するロスが少ないので割安なのです。本革を希望される場合は、生産工場での修理価格を必ず確認されるとよいですよ。


 総合的に考えて、張り生地の実物サンプルで色を確認したり、梱包作業、往復運賃などのことを考えるとご自宅近郊の地元の椅子張り職人で張りかえられることをお勧めいたします。


 以上、お役に立てれば幸いです。
 最後に、「REGARONE」を製作した飛騨・高山の工場への修理窓口は下記の通りです。

工場名 にっしんもっこう
電話  0577-34-1122
FAX  0577-34-7311
メール support@nissin-mokkou.co.jp

 尚、ご連絡されるときには「岐阜の安田屋家具店の紹介」と先に伝えると対応がよくなることと思います。

 ご不明な点がございましたら、何なりとご相談ください。
 ちなみに安田屋家具店でも「REGARONE」の張替は承っておりますので、お気軽にご相談ください。

尚、張り替えられる布地などは下記サイトの布地サンプルをご参照ください。
シンコー布地サンプル
シンコービニールレザーサンプル
サンゲツ サンプル

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2月 20, 2011 · Posted in 椅子張替え  
    

 先日ご紹介した飛騨産業が生産していたブナ材曲げ木加工のダイニングチェアー修理が終わり、安田屋家具店に届けれられました。修理前の状態は、曲げ木部分で接合された箇所が外れてしまった状態でした。さらに片方の外れた接合箇所は、お客様自身で瞬間接着剤で接合修理をされていました。不完全な修理なので、再度取外してから再接着をすることとなりました。

修理前


再接合箇所をご覧ください。全くわかりませんでしょう。

修理後


 接合箇所を拡大してみて見ましょう。
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 補強のために、接合箇所を再接着した後、クサビを入れてあります。


 木部全体に再塗装を行いましたので、見た目新品同様です。後はいずれ座面を張替えていただくようお勧めしました。木部はこれでまた長期間ご使用いただくことができます。お客様も大変ご満足いただけました。


 今回の修理費用は、両サイドの接合箇所の再接着修理で、税込18,000円でした。岐阜市内のお客様でしたので送料込みの価格です。他の地域の場合、送料が変動しますので修理価格も変わりますことをご了承ください。

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2月 8, 2011 · Posted in その他の家具修理  
    

 飛騨・高山に工場のある「飛騨産業」が製作したふるーい、ふるーいダイニングチェアーの修理ご依頼がありました。ブナ材の曲げ木加工してある木部の接合部分が外れてしまったものです。以前にもご修理の御見積をさせていただきましたが、お客様が想定されていた予算よりも高かったためお客さま自身がご修理されたものでした。お客様自身で接合されてしまったので完全な接合とならず、再度外れてしまったため本格的に専門店に修理して欲しいとなったようです。



 お客様が接合修理した時に使用された接着剤の種類がわかりません。ボンドであれば水をつければ接着力が弱くなり外れるのですが、、、、。しかし多分すぐに接着したいとお考えになられ瞬間接着剤を使用されたことも考えられます。そうなると取外すのに手間がかかってしまいます。どちらなんだろうー???


 こちら側は、外れそうになったのでテープを巻きつけて固定してありました。


 こちら側がお客様が接着された箇所です。

 この接合箇所は斜めに切り込んで接合してあります。我々プロが修理する場合でも、丸棒であることもあり、接着した後固定治具で固定することが非常に難しい形態なんですね。一般の方がやれば、さらに難しいはずです。そのため少しずれた状態で接着されてしまっています。接着剤に何を使われたかを知るために、この接合部分に水を含ませた布地をまきつけてしばらく様子を見ることとしました。
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 ボンドであれば、接着剤が塗られた部分が白色に変化し、元のボンド溶剤に戻り接着力が弱まり簡単に取り外しができるのですが・・・・・。しばらく様子を見ましたが変化はありません。ボンドではないようです。ということは、瞬間接着剤のようです。うーーーーむ。四代目の手では少々難しいので職人の工房に運んで修理をしてもらいます。


 飛騨産業の椅子だとわかったのは、椅子背面にロゴが貼ってありました。ご存知「キツツキマーク」


 この椅子は大変貴重な椅子のようで、9月に開催された「飛騨・高山家具の祭典」展示会で「手を触れないでください」の注意ポップとともに歴代の椅子として紹介されていましたから。でも本当はこうして普段生活で使用されるダイニングチェアーなんですよ。さあ、職人の技術に後は託して、修理完成を待ちます。

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2月 4, 2011 · Posted in その他の家具修理  
    

 引越し作業中に、上から重たい荷物を落としてしまいダイニングチェアー木部が割れてしまったと業者さんが椅子を安田屋家具店に持ち込まれました。よく見てみるとダイニングチェアー前脚の上部がヒビ割れてしまっています。


 この程度のヒビならば、接着剤をヒビの中に入れて固定治具で固定すれば大丈夫だと思いましたが、座った時に力が加わる前脚部分なので、万が一のことがあってはいけないと考え、職人に椅子を見せてみました。


 破損状況を見た職人は即座に「破損した前脚を一度本体から取外し、新しい脚に取替えないと危険ですね」と言った。やはり座った時に荷重が加わる箇所なので、ちゃんと修理しないといけないようです。単にヒビ割れた部分に接着剤を入れ接着する修理方法をした場合、ヒビ割れた箇所全てに接着剤を充填することは不可能であり、全てに接着剤を充填できずに固定した場合、その強度は弱くなるために今回の修理状態では危うい方法との判断でした。

 そこで今回は、破損した前脚を新しい木材で製作し、同色で塗装して取り替える方法となりました。修理期間は約1習慣ほどです。修理完了しましたらご報告します。

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1月 29, 2011 · Posted in その他の家具修理  
    

20年ほど前にご購入いただいた飛騨・高山に工場がある「日進木工(nissin)」で製作されたダイニングチェアーのご修理依頼がありました。背もたれ木部の接合部分が外れてしまったようです。商品は「REGARONE(レガローネ)」シリーズのRGC-006というダイニングチェアーです。張り地は本革を使用しています。

「REGARONE(レガローネ)」シリーズは、ダイニングテーブル・椅子・食器棚・リビングソファー・サイドボードなど、リビング・ダイニング家具をトータルに展開していました。


椅子の後部にはロゴが貼ってありました。





どこが破損したかというと、背もたれ木部の中央部分にある接合箇所です。フィンガージョイント工法で接合してあるのですが、この部分が外れてしまっていました。

表面側


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8月に開催された「飛騨・高山 家具木工展」に行った折、見つけてきたダイニングチェアーです。やっと本日入荷してきました。早速、写真を撮ってネットショップ「ぎふ楽市楽座」に出品します。

柏木工の「CIVIL シビル」シリーズのデザインによく似ています。



左の写真は、タモ無垢材仕上。
右の写真は、座面と背もたれ上部(こげ茶色の部分)がブラックウォールナット材、背棒と脚がタモ材仕上げです。
サイズは、横幅480、奥行き590、総高890、座高410㎜です。
座部分はウィンザーチェアの座繰り加工が生かされていますので、座った時のフィット感は最高なんです。

そして表題の「すべらない椅子」とは・・・・、板座なのに座ったときお尻がすべらないんです。一般的な座面が板になっている板座の場合、座るとお尻がすべってしまうことがよくあります。それほど気になることではないのですが、長時間座っているとお尻がすべるというのは、何だか落ち着かず、ゆったりとくつろいだ座り心地が得られない場合があります。この点を解消しました。

座面の板部分にはノンスリップ加工塗装仕上を施してあるんです。
だから板座なのに座ってもお尻がすべらないんです。

四代目も試してみましたが、ピタッとお尻が座面にはりついた様な感覚で、お尻を無理にすべらせてもほとんど動きませんでした。座り心地も快適です。お尻がズリズリとすべらない椅子がこんなに座り心地がいいもんだと体感しました。



詳しい両タイプの商品のご説明を明日させていただきます。

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11月 11, 2010 · Posted in ダイニングルーム, 商品紹介  
    

飛騨・高山の工場にて生産されたダイニングチェアーです。
全てタモ材仕上げと、座面・背もたれ一部にブラックウォールナット材を使用した2タイプあります。今回は全てタモ無垢材にて製作されたダイニングチェアーをご紹介します。



サイズは横幅480、奥行590、総高890、座高410㎜です。
ダイニングテーブルの高さが680~700㎜にピッタリあう座高のダイニングチェアーです。さらに板座のダイニングチェアーは重量があるタイプが多いのですが、この椅子は見た目重そうに思いますが、持ってみると意外や意外、軽いんです。重さはたった5キログラムと、とっても軽いんです。

正面

側面

後面

真上から

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10月 21, 2010 · Posted in ダイニングルーム, 商品紹介  
    

1990年、今から20年ほど前に購入されたカリモク製ダイニングチェアーのご修理依頼がありました。修理箇所は、背もたれに使用してある「籐シート」です。カゴ目編の籐シートが破れたために張替を希望されました。


座面と肘の一部に本革を使用しています。当時の価格で1脚42,200円でした。


カリモクではすでに廃番となっていて、現在は製造していないダイニングチェアーです。背もたれの籐シートは本体木部にあわせて着色してあります。カリモクで修理した場合、カリモクブランドのプライドにかけて、修理価格はお値打ちに出るのではないかという淡い期待を持って、カリモクに修理見積を依頼しました。信じてるよーー、カリモクさん!!!

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9月 5, 2010 · Posted in 椅子張替え  
    

先日お預かりした「マルニ」製の【 ベルサイユ 】シリーズ ダイニングチェアーの張替が終了しました。細かいチェック柄の布地をお選びいただきましたので、以前とはガラッと雰囲気が変わって、少々カジュアルな雰囲気をかもし出しています。

————張替前————-                   ————–張替後————-


————張替前————-                   ————–張替後————-

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8月 29, 2010 · Posted in 家具リフォーム・修理, 椅子張替え  
    

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